「WILD EYES」首都圏外郭放水路 体験記

奈々さんの11枚目のシングル「WILD EYES」のプロモーションビデオ。それは地下深くに築かれた、まるで神殿のような神秘的な空間で撮影されています。
その場所とは、埼玉県と千葉県の境を流れる江戸川沿いに建設された洪水災害を防ぐ巨大放水施設、首都圏外郭放水路の中にある調圧水槽。
これは壮大なスケールで建設された、別名・地下のパルテノン神殿とも呼ばれるその調圧水槽を訪れた時の体験記です。

※ 地下神殿(調圧水槽)へ入るためには、事前に申し込みが必要です。
※ このレポートは2005年12月2日に行った時のデータを元にして作っています。
※ 掲載されている写真は、すべてクリックすると拡大表示されるようになっています。


のどかに流れる江戸川のほとり、広い敷地に立っているのが、首都圏外郭放水路の排水施設です。作られ始めてから10年ほど経っていますが、すごくキレイなところです。

そして、「WILD EYES」のプロモーションビデオが撮影された地下にある調圧水槽への入口は、まるで核シェルターの入口のような感じ。中に入る時にはヘルメットを着用します。

そして、100段を超える階段を下っていくとそこには......
まさしくあの光景!
「WILD EYES」のプロモーションビデオそのままの、巨大なあの空間が広がっています。
とにかく広い! デカイ! 高い! まさに圧巻です。
人が一緒に写っている写真をご覧いただくと、そのスケールがなんとなくわかると思います。

この調圧水槽のサイズは長さ177メートル、幅78メートル、高さ25メートル、1本500トンする巨大な柱は59本もそびえ立っています。

うっすらと照明がついていて、とても神秘的な雰囲気です。
ここで「WILD EYES」を歌いながらクルクル回ってみれば、まさに奈々さんな気分です(笑)。
  プロモーションビデオでは、柱がいろいろな形をしているようにも見えますが、実はすべて全く同じ形、同じ大きさで、縦横等間隔でキレイに並んでいます。
見る角度によっては、円柱のように見えたりもしますが、すべてこのように横長の形をしています。
ここは本来、埼玉県東部を流れる河川で洪水が発生した際に、その水をこの水槽に集め、巨大ポンプで江戸川へと流す設備。柱にはこんな表示がされてたりします。

大雨や台風の時には、この空間が大量の水で埋め尽くされると思うとなんだかすごいなぁって思います。
 
この地下神殿の真上には、サッカーコートが2面あります。それはそれで、なんだか不思議な感じです。

また、このオレンジ色の建物は、一部が地底探検ミュージアムになっていて、通路にはいろいろな写真パネルが展示されています。
もちろん、奈々さんのパネルもサイン色紙付きで飾られているので、これを見るだけでも来る価値ありかなと(笑)。色紙の日付からすると、2005年3月28日に訪れているようです。
ここでは、様々なドラマ、映画、特撮、プロモーションビデオの撮影が行われているそうです。私が行った前日にも、某アーティストのプロモ撮影があったとか。
多くの撮影に使われているこの場所ですが、本来の目的は洪水災害を防ぐための壮大なプロジェクトに基づいて建設された、たくさんの人々の叡智と努力が結集した建築物。
奈々さんが撮影に使った場所として訪れるのも感慨深いですし、それに加えて人々の生活を守るために、このようなものが人知れず作られているということを知れたという意味でも、すごく価値ある時間を過ごすことができた場所でした。